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彼女の倖せを祈れない 浦賀和宏 [小説・漫画]

桑原銀次郎の三度目の受難。
これだけ酷い目に合い続ける主人公ってのも珍しい('A`;)ホント浦賀さんは自作キャラに容赦無いわ…
kanosiaino01f.jpg
ネタバレ無しでの感想は二度読み必至の傑作。
浦賀節全開の過激で倒錯的な描写で翻弄させつつも、
大胆かつ丁寧に伏線を積み重ねていく構成が流石は浦賀さんです。
映画館でのズボン発言の違和感まで
仕掛けに全然気づけなかったのが悔しくも嬉しい(´∀`;騙されて嬉しいミステリ好きの病

あまりにも無慈悲なエピローグに困惑してる中で
そっと語られる決意の芽生えを応援したくなったのが不思議と心地いい作品でした。
続編ありますよね?!あると言ってよ幻冬舎


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にくじゃが

「自作キャラに容赦ない」
確かにその通りっすね笑
「こわれもの」は読まれましたか?
私は浦賀さんの作品で一番好きです。
by にくじゃが (2014-08-18 12:16) 

夏音

>にくじゃがさん
単発の短編ならともかく、シーリズ長編でも無情にもキャラを壊すから
ホント油断できない作家ですよね浦賀さん。
「こわれもの」も容赦無かったですねぇ…
怒涛の展開で迎えた陣内の結末が、終章ではパッと切り替わって
物語が静かに再動しはじめる構成の妙技が浦賀さんらしい
作品だと思います。
あと、浦賀作品は文庫購入特典の以外のは読んでます
一番好きなのは迷うけど「PK」「時の鳥籠」「眠りの牢獄」…、
「生まれ来る子どもたちのため」も捨てがたい所です
(´∀`;うーん決められない

by 夏音 (2014-08-19 22:29) 

夏音

>makimakiさん
niceありがとうございます
by 夏音 (2014-08-19 22:30) 

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