今月の角川文庫編集長に京極夏彦さん [京極夏彦]
今日の朝日新聞朝刊の広告。
角川文庫の創刊60周年の企画、
今月の編集長を京極夏彦さんが担当されてました。
新聞の白黒だと怖さ増しますね(´∀`;
京極さんがおすすめ角川文庫として選んだ6冊は
あまり有名どころでないのばかりだったのですが、
角川文庫HPで続きの文章を読んだら
今回は「妖怪の周辺」セレクションという志向。
>妖怪はドーナツの穴みたいなものです。
>(略)周辺とは何かといえば、それは生活文化そのもの、ですね。
>学問、芸術、技術、娯楽、どんなものも妖怪的なモノを孕んでる。
>日本文化というドーナツの穴が、妖怪なんです。
菓子パンのナイススティックも時代劇もテーマにして語った
ラジオ番組「怪」ラヂヲはまさにそのものの実行だったわけですねぇ。なるほど
あと、京極さんが歌ってる「荒野の七人みさき」PVがΣ(゚∀゚)
「七人みさき」とは四国などの七人一組で行動するという怪異で
七人みさきに出会うと呪い殺され、
死んだ者は七人みさきの最後に入り
その替わりに七人みさきになった順に一人が成仏できるというルール。
皆、成仏したいのだからその連鎖は無くならないのだという…
>人生は妖しと綴り合う百物語
>道標をなくした旅人よ 足を止めるな
>七人みさきはそこにいる 心のひずみに
>険しい道を進むなら 覚悟を決めて
>七人みさきと共に行け 峠の彼方へ
>奴らを連れて 旅路の果てまで
>「御行奉為(おんぎょう したてまつる)」
最後の歌詞、七人みさきを己が心の闇としたのが流石。
それにしてもホント京極さんは良い声してるなぁ(゜∀゜)
PVの2:00ぐらいから
七人みさきに襲われる寸前の妖怪プロジェクトのメンバー達、
そこに颯爽と現れる京極さんの姿に大爆笑ww
しかも衣装じゃなくて、いつもの格好というのだからw
京極さんの著作「巷説百物語」の又市のごとく、
おりんを揺らして、勅令保身保命(?)と書かれた
御札を化け物に貼る!と思ったら、
効かないで結局、あっち向いてホイで退治しちゃう超展開…
最後、そっと遠くから助かったメンバー達を見て
笑顔でうんうん、と母のように優しくうなずいてる京極さんってのが
もうおかしすぎるwおなかイタイ
歌えて、装丁デザイン、ナレーション、声優、PV出演もできる直木賞作家w
>kemmさん
niceありがとうございます
by 夏音 (2008-07-02 23:40)