SSブログ

百鬼夜行 陽 第拾壱夜「青行燈」 [京極夏彦]

京極夏彦さんの代表作の京極堂シリーズは講談社から版元を丸々移籍する事になったのですが、
京極堂シリーズのサブストーリー短編「百鬼夜行 陽」シリーズが
文芸誌「オール読物」2009年1月号に掲載されてました。(立ち読み)
という事は移籍先は文藝春秋?。



内容は欠番だった第拾壱夜。

「陰摩羅鬼の瑕」事件の後、
由良家の資産管理をしている由良信奉会の平田謙三の話。


以下ネタバレ

平田のエピソードはともかく、(酷
…というか、この平田なる人物を覚えてる読者が
いったい何割いるのだろうかと(;´Д`)私は忘れてました


注目したいのは
由良家の蔵書処分を依頼された京極堂が
書庫から見つけた記録帳には
由良家の奇妙な異類婚姻譚のいわれが書かれていて
その中身は、
京極さんが手がける御行の又市が主人公の時代小説、
巷説百物語シリーズの「後巷説百物語」の中の一編
「五位の光」だという事!
別作品リンクキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!

これまで「鉄鼠の檻」に登場する旅館が
巷説の登場人物、治平が建てたようだ…とか
「百器徒然袋  面霊気」では
おそらく昔の又市の仕掛けの品物なのでは?
と読者にそれは怪しいニアミスを匂わせて
一応は同じ時間軸の世界感の出来事なのだと判明してたのですけど…

主人公の京極堂自らが記録に目を通して
又市の事件と、こうもがっちりとリンクするとは(;゚∀゚)=3うへえ


漫画で例えると「ワンピース」に
初期の短編「MONSTERS」の侍リューマ・ド・キングがゾンビで出たとか、
「ドラゴンボール」でアラレちゃんと悟空が出会った…みたいな感じ(微妙に違う)
ファンとしてはもうニヤニヤが止まりませんッ!
今年最後にやってくれました、京極さん(*´д`*)


これまでに「大首」、「青鷺火(豆本)」と発表して今回の「青行燈」…
もしも月1回の掲載ならばすぐ10話ぐらい集まって
書籍化も来年、再来年あたりと意外と速いのかも?
なんといっても前作の「百鬼夜行 陰」は書籍化まで4年も待ちましたから…


でもハードカバーなんだろうなぁOTL
大掃除ついでに本棚のスペース確保しとかないと…

追記。
09年2月号には「百鬼夜行 陽」は
掲載されてませんでした。
毎月新作が読めると思ったのは甘かったです('A`)…


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 1

AlvinaDelgado

ニューラル・ネットワークのトレーニングには、ビッグデータに加え、高度なコンピューティング性能が欠かせません。 モノのインターネット(IoT) :IoTでは相互接続デバイスから膨大なデータが生成されますが、そのほとんどは分析されずに放置されています。 <a href=https://jamedbook.com/1830-2/>https://jamedbook.com/1830-2/</a> そのため、9週間以後、どこまで抗体がついているかは不明なのです。 体内にインフルエンザ 抗体があっても、かかる人はかかってしまう 、という例です。
by AlvinaDelgado (2018-11-21 19:55) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。