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インタビューメモ [京極夏彦]

10年程前の京極さんのインタビューが掲載されてた雑誌を
まとめてた箱が出てきたので気になった箇所をメモ

・「百鬼夜行 陽」はやっぱり10話構成。
『陰摩羅鬼の瑕』以降5作までは、どういう小説を書くかも、すでに決まってるという。
「それに伴って『百鬼夜行』はあと10話。『陰』を書くのに5年かかってるから、次が出るのは、
たぶん10年後かな。
ダカーポ1999年12/1 434号


・多々良先生シリーズ『今昔続百鬼』はまだ続く?
たぶん16話から20話ぐらいの予定。これは過去の出来事です。
昭和23年の話を昭和28年に別の語り手が語るという設定。
だから今度は登場人物はリンクしませ…あ、おなじみの人々の過去の様子が
出てくるかもしれないなかぁ。今しゃべってて気がつきましたよ。
うーんこれはひょっとしてまた大変なことになりそうな…
ダカーポ1999年12/1 434号

4話まで発表済み。「古庫裏婆」で京極堂と多々良の出会いが書かれたけど
まだ他にもありそう?


・狂骨の夢は黒塚の夢だった
『狂骨の夢』なんですが、これは最初『黒塚の夢』でした。安達が原の鬼婆です。
カニバリズム系の話が絡む予定だったんですが、
黒塚某さんが見た夢と思われる可能性が(笑)そこで字面から狂骨を選びました。
はるかにマイナーではあるんですが。
ユリイカ 1999年12月号



・『数えずの井戸』の次は牡丹灯篭
実は「牡丹灯篭」のプランもあることはありまして、
それは原案だけ創ってあるんですけどね。映像用の企画として欲しいと言われて
山田誠二監督に渡したので、彼が何処かでやるかもしれないけど、
いずれ小説でか書きますと。あの萩原新三郎がフェチだったという
話なんですけど(笑)。
(略)墓場から骨を掘って持ってくるんですよ、自分で。
隣に住んでる悪役の伴蔵は新三郎に惚れてるんです。ホモなんですね、彼。
でも新三郎は骨のほうが好きなのね。
骨に毎晩こう愛撫して、「ああ、お露の骨……」って(爆笑)。覗くと骨を愛撫している
--骨に嫉妬するホモ。ああ、こうして話すと馬鹿な話だね。救いもないし、
ホラー・ジャパネスクを語る 2002年11月収録

現在まだ牡丹灯篭を扱った作品は発表されてないけど
2002年にすでにこんな事を…
10年近くも前に構想して書けるんだろうか、書けるんだろうなぁ京極さんなら。
(´∀`;さて、いつ読めるのやら…






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