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「トーキング ウィズ 松尾堂」からのメール [京極夏彦]

NHK-FMの松尾貴史さんのトーク番組「トーキング ウィズ 松尾堂」からメールが。
内容は京極夏彦さんへの質問メールが採用されたとの事(゜∀゜*三*゜∀゜)

iPad配信にもなった著作「死ねばいいのに」の題の由来が
音楽からだったと過去のインタビューにあったのでその曲とは?と送ってたのです。
こんな形であの印象的な題の謎が解ける事とは!!

コンポの前で正座して待機(´∀`; 事件が起きて放送中止になりませんように…
あとちゃんと京極さん答えてくれるのかもちょっこし不安w

放送は明日、というかもう今日の7月11日。
こんなにもギリギリになってこのメール読んだのは
So-netの迷惑メール振り分けサービスで[meiwaku] となって
迷惑用フォルダ入りしてたから(’~’;)むぅSo-netめ


録音した放送聞けたので追記
松「さっそく質問が届いています「久しぶりに食べたナタデココには根性がなかった」さんから
えー…もどしすぎたんでしょうね。
『死ねばいいのに』は担当の編集者さんから渡された音楽から
題名の着想を得たそうですが、それはどんな曲 なのでしょうか?と」

京「この曲を小説にしたらどうなるっていうのがあるんですって言って
CDを送ってきたんですよ。ただね、そのタイトルやアーティストを言っちゃうと、
なんかその人の曲にインスパイアされて書いたみたいなね、印象になるので
そうではないからちょっと控えるんですけどそれがまたね、
あんまり売れそうにもない感じの、バンドの、メジャーはメジャーなんでしょうけど」

松「日本のですか」

京「日本の。んな、グズグズ言ってるなら死んじまえ的なね、
そういう言葉は使わないんだけど、メッセージを僕は汲んだんですよ。
で、 タイトルをそれから付けたというよりはその曲を聞いて
その曲が表してるようなものを小説にしてったらどうなるかって事を考えて
作った物のタイトルが後で『死ねばいいのに』になったって訳で。
そういう事なんで『死ねばいいのに』のタイトルを曲から連想したとかそういうんじゃないんですよね
不満をもって生きていく事の何処がいけないのみたいな、そんなに不満が耐えられないんだったら
もう辞めちゃえばいいじゃんって感じのメッセージを僕はその曲から嗅ぎとったんですよね」

やっぱり伏せられたッ(/ω\)
私は「死んだふり?ふり?なら死ねよ」の歌詞が強烈な中村一義さんの名曲「ゲルニカ」かなと
思ってたのですがお話の内容ではちょっと違うぽい
とりあえず日本のバンドの曲と判明しただけも大収穫でした




他に気になったお話は
『死ねばいいのに』『百鬼夜行―陽』『虚言少年』『オジいサン』と連載中心になったのは
書き下ろしではキリなく書けてしまう京極さんのオーバーワークを
心配した大沢在昌さん、宮部みゆきさん、大沢オフィススタッフからの勧めだったからとのこと。

むしろ時間の使い方上手くなってさらに色んな活動してるようにも思えるんだけどなぁ
レギュラー出演のラジオに講演にインタビュー…
あと、書き下ろしだとその間はオフィスに収入無いからだともw
これは読者としてはちょっと意外な理由でした。


同じく出演されてた宮部さんから『死ねばいいのに』について。
宮「これ舞台劇だなと思いました。舞台に乗っけて観て欲しいし、先程七人、
合計だと人数は七人になるんですけど
私ね、健也の相手役はもしかしたら一人の人がやってもいいかと思いました。
ちょっとこう装束だけ変えて」
松「でも僕がもしやるとしたら若い女の人とかお母さんの役とかもやんなきゃいけないですよね」
宮「凄い幅がありますよね。だから物凄い大変な芝居に
実験的な芝居になるかと思うんですけれども。
健也はずっと一人でどっちが攻めの芝居でどっちが受けの芝居なんだろうというのが
これはきっと演劇なさる方にはすごく興味深いとおもうんですけど。
そんな事を思いながら読みました」

宮「あとこれは読んだ読者が七人目になってしまう本なんだと思ったんですよ
『七人みさき』みたいな話だと思ったんですけど。
そう思ってそういう話だよね、って言おうと思ってたまたま仕事があってオフィスに行って、
その日はみんな集まる日だったので。新刊のサイン本してたんですよ
したら『七人目』って京極さんが書いてたの。
何も訪ねなくてもこれは当たりだと思ったんです(笑)」
松「面白いですねぇ七人目ってもちろん宛名としてですよね?」
京「いや、宛名は書いて、七人目」
宮「だからこれは質問しなくてもいいや、
これは私達読んだ人間がそれぞれ個別に七人目になるんだ、と思って」
京「それはね……考えすぎです(笑)」
宮「そうかなぁ、いや当たってると思うんだけど」
見破られてる京極夏彦w
『死ねばいいのに』は舞台化したら凄い面白そう(゚∀゚)セリフは膨大だけど


あと宮部さんは道に迷って収録に遅刻してたそうで…
松「こんなに目立つ建物なのに(笑)」
宮「見えるのにどうして近づけないんだろう狸が!狸が!?とか言って遅刻してしまいました(笑)」
もうね、なんて可愛いんだろ宮部さんは(*´∀`*)いたずらな狸囃子め

おふたりとも流れるようなお話で面白いとても濃い1時間45分でした
来週の18日のオンエアも楽しみ


今は『ルー=ガルー』の続編を執筆中
京「秋口には出るかなー秋かな冬かな出すのやめようかな…みたいな(笑)」
週刊大極宮の第448号で書かれてた
>それからひさしぶりの長編書き下ろしに取りかかります。
はこの事でしたか。
事前にタイトル発表してる『インクブス×スクブス』?5年近く待ちましたよ~
あと、「怪」で連載中の『豆腐小僧双六道中』も書籍化の予定。


ラジオ収録の休憩中での雑談中に思いついたという
『死ねばいいのに』の続編『死なばもろとも』。
京「その段階でほとんど出来てるんですよ書きゃいいだけなんで
それが面白いかは別の話なんですけど(略)
「死なばもろとも!」って言われて「えーマジっすか!?」みたいな
そういう話は作れるかなねって」
捨て身って確かに怖いだろうなぁ…
でも『死なばもろとも』がいつ読めるのか考えるのも怖い…頑張れ講談社の担当さん!
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Hyatt

聞いちゃいましたよー
夏音さんかと思ってましたが、タイトル使うとは思ってませんでした。
でも、塗装しながら聞いてたので肝心な曲のタイトル聞き逃した!
と思ってましたが、明言しなかったんですね。
by Hyatt (2010-07-11 19:06) 

夏音

>Hyattさん
夏音にフリガナふるのもなんだかなー、とブログ名に(/ω\)
明言こそはしてはもらえませんでしたが
こんなにもじっくりと語ってくれるとは思いもよりませんでした。

あと、ナタデココってブームで色んなメーカーから
発売されるようになったら歯ごたえある独特の弾力が
段々薄れてちゃったんですよね…日本化というか
なので、なんか昔に比べて根性無くてぬるくなっちゃたなぁ
…ってのがブログ名なのです、と今更自己紹介(・∀・)

by 夏音 (2010-07-13 00:46) 

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