SSブログ

1/48 G-セルフ ヘッドディスプレイベース#2 完成編 [模型]

Gセルフトップ_f.jpg
ホビージャパン2014年12月号の付録1/48のGセルフ胸像完成。

続きを読む


1/48 G-セルフ ヘッドディスプレイベース#1 [模型]

ホビージャパン2014年12月号の付録として「ガンダム Gのレコンギスタ」から
主役機G-セルフが1/48スケールで胸像化
48Gセルフ前098_f.jpg
久しぶりの1/48付録ガンプラです。

以下レビュー

続きを読む


姫君よ、殺戮の海を渡れ 浦賀和宏 [小説・漫画]

幻冬舎文庫書き下ろしノンシリーズ(なのかしら)
yonowore01_f.jpg
小学生の妹が群馬の山奥の川でイルカを目撃したという言葉から
友達達と訪れた高校生の三枝敦士は民宿を営む少女井原ユカと出会う
一緒に淡水で泳ぐイルカを探す敦士達
そしてユカに起きる事故
数年後、看護師となった敦士は一命を取りとめたが
幼児並に知能退行している変わり果てたユカと再会するのだった…

ややネタバレなあらすじ。

続きを読む


書楼弔堂 探書漆 事件 [京極夏彦]

小説すばる2014年9月号に掲載 第7話
tomuraidou07_f.jpg
第二季、開幕。
強い日差しの夏の有る日。
木芙蓉に違和感を感じてしまい木芙蓉はまるでお化けのようだと
どういう訳か思ってしまう女学生の塔子(とうこ)。
ある悩みから気を紛らわせようとふらふら道を歩いていると
見知らぬ二人組の青年に声をかけられる。

四角い顔丸眼鏡をかけ尾崎紅葉の弟子で禄さんと呼ばれている売れない詩人の田山
(この時点で正体バレバレ)と
細面の精悍な顔つきをしていて森鴎外の門人であり歌人 松浦辰雄にも学び、
詩集「抒情詩」を田山達と刊行し、秋には帝大生になるという
詩人の松岡國男(妖怪好きには即バレ)
この二人は知人から聞いたあらゆる書物が購入できる本屋、
書楼弔堂を探してるのだと云う…


始まりました第二シーズン!
弔堂亭主が薦める本によって明治の文学・小説の多大な変化の瞬間の萌芽を
その時代の当事者のように体験させてくれる「まんが道」や
「アオイホノオ」のようなユニークなこのシリーズ、
前作の「書楼弔堂 破暁」から時代が進んで明治30年が舞台になりました。

続きを読む


メカコレクション 宇宙戦艦ヤマト2199 ガミラス艦#1 [模型]

mekagami04_f.jpg
2013年に放送された宇宙戦艦ヤマト2199版のガミラス艦。


mekagami01_f.jpg
さくっと仮組み

mekagami05_f.jpg
成型色はダークグリーン1色で
特徴的な艦首の目玉部分はシールで対応。


mekagami02_f.jpg
全長12cm程ながらも精密なモールド!
しかも、合わせ目が目立たないよう考えられた構造で
合わせ目消す必要があるのは艦尾ぐらいですΣ(・∀・;)凝ってるなぁ


mekagami03_f.jpg
フル塗装するには、
まず目玉にグラデーション塗装してマスキング、先端のギザギザに濃緑色吹いてマスキング、
最後に船体全体を明るめの緑で…
と手間かかる工程を想定していたのですけど組んでみると
艦首と船体の間の接続ピンを切り落とせば簡単に塗装後にも後ハメ可能な作りになってました
ホント定価400円程のキットなの、コレ(´∀`;;すごい親切設計


完成編はこちら


彼女の倖せを祈れない 浦賀和宏 [小説・漫画]

桑原銀次郎の三度目の受難。
これだけ酷い目に合い続ける主人公ってのも珍しい('A`;)ホント浦賀さんは自作キャラに容赦無いわ…
kanosiaino01f.jpg
ネタバレ無しでの感想は二度読み必至の傑作。
浦賀節全開の過激で倒錯的な描写で翻弄させつつも、
大胆かつ丁寧に伏線を積み重ねていく構成が流石は浦賀さんです。
映画館でのズボン発言の違和感まで
仕掛けに全然気づけなかったのが悔しくも嬉しい(´∀`;騙されて嬉しいミステリ好きの病

あまりにも無慈悲なエピローグに困惑してる中で
そっと語られる決意の芽生えを応援したくなったのが不思議と心地いい作品でした。
続編ありますよね?!あると言ってよ幻冬舎


書楼弔堂 破暁 [京極夏彦]

小説すばるで連載されていた京極夏彦さんの新シリーズ「書楼弔堂」が
ハードカバーで書籍化。題名は「書楼弔堂 破暁」
tomuraihagyo01.JPG
著者インタビューなどもある集英社特設サイト

表紙は1話に登場する月岡芳年による「幽霊之図うぶめ」!
一見、はかなげな女性の後ろ姿の絵で派手さは無いのだけれども
ちらりと見える赤ん坊の足と腰巻きの赤色に目をやると
子抱かせ妖怪「うぶめ」だとわかる作品。
見えない顔への恐ろしさに薄ら寒さを感じさせながらも
どこか切なげな身体の表現が秀逸で月岡芳年の作品中でも好きな絵だったのでとても嬉しい


収録されているのは小説すばる掲載分の第6話まで。
通例だった単行本化での書き下ろしはありませんでした
(´・ω・`)期待してたカバー裏のオマケも無し…
しかし、連載時と違う部分がありまして
作中で登場人物達がそれぞれ書楼弔堂の店主から薦められ手に取る
その後の人生の歩みを決定づけたのかもしれない重要な書物の図版が
カラーで挿入されているのです。
tomuraihagyo02.JPG
巻末に資料掲載というのは目にもしますけど
まさに白い紙と黒い文字列の物語に没入している途中で突如現れる色彩の仕掛け!
作中人物達が感じた衝撃体験を
同時に読者にも襲わせる演出が実に面白いのです
装幀担当があの菊地信義さんだと知って納得(・∀・)





続きを読む


台風26号の爪痕@千葉 [雑記]

暴風雨の影響で近所の道路の法面が崩れて
ぽっかり穴が開いてしまいました。
20131016typhoon26f.jpg
早朝大きな音がしたのはコレだったか…(;´д` )てっきり地震かと思った

彼女のため生まれた 浦賀和宏 [小説・漫画]

母親が刺殺されたとの知らせによってフリーライターの桑原銀次郎は
数カ月ぶりに浜松に帰省した。
犯人は銀次郎の高校時代の同級生の渡部常久。
葬儀の準備の中、殺害動機は銀次郎の過去の罪が原因だったのだと渡部の姉から聞かされる。
まったく身に覚えがない話に戸惑う銀次郎は事件を調べだすのだが…
kanojyonotameumareta_top.jpg
医療物だった「彼女の血が溶けていく」の続編の今作は
非正規雇用、ニート、結婚難民と、かつての歳相応の「普通の大人」になるのが
ともすれば難しい現代社会の中に潜む羨望と絶望のお話。
ネタバレ無しの感想としては二転三転する事実に翻弄され続けた最後に迎える静寂の中で
哀哭するエピローグの切なさが際立つ実に浦賀らしい作品でした。

やっぱり、浦賀さんはルサンチマン書かせたら上手い!
終盤で真犯人が語る狂気としか言いようのない動機と行動に、
あり得ないwひくわーwwと思いつつも、独身者としてはもう実に耳が痛すぎる事柄なので、
ウチでもそう思ってたら…と思わずにいられないのが恐ろしい('A`;)まるで呪いだわ
そういえば浦賀さんって既婚者だったけかな…
独身でこの作品を書き上げるのは相当Mすぎると思いますw


あと登場人物名にサトミ、葵、常久、健吾、信介と既刊別作品と同名のキャラが
この作品にも登場してるんですよねぇ…
コナン・ドイルはシャーロック・ホームズの全物語の中で
母親と同じメアリという名の女性を9人も登場させては、その都度ひどい目にあわせてるのですが
浦賀さんも相当多い方かと。
以前、懇話会で名前は単に短大時代の友達から拝借してるだけで
作品が違えば関連性は無い、とはお聞きしたのだけど読者には名前って
かなり重要だと思うんですよねぇ(´・ω・`)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。