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緋い猫 浦賀和宏 [小説・漫画]
浦賀和宏の新作が久しぶりに発売されましたヽ(=´▽`=)ノ
タイトルは緋い猫(あかい ねこ)。
昭和24年。土建屋の社長の娘17歳の洋子は
恋人の工員、佐久間の失踪を知る。
友達の良美にから佐久間は国鉄総裁 下山定則が失踪し翌日に
死体で発見された下山事件にかかわっているらしく
GHQから狙われているからなのだと聞かされる。
そして、洋子に自分の故郷の村に来て欲しいと伝言されたのだと聞いた洋子は
いてもたってもいられず東北の寒村へと向かった…
読了してネタバレ控えた感想は
土建屋のお嬢様が無残な仕打ちの果てに愛と出会う
浦賀和宏成分が濃縮された残酷な童話。
最後は二人が幸せと思うなら救いなのでしょうねぇ…。
絶望と諦めからリベンジャーへと転身し、
緋色の地獄絵図を決断したシーンがまるでアメコミダークヒーローの
誕生のようで痺れました。
脳内BGMは“Battle without honor or humanity ”ヤッチマイナー
従来ならもっとミステリ要素として下山事件やGHQの描写にページを
増やしていたでしょうけれど、今作ではそこにはあまり触れずに
サクッと221ページに収めてるのはファンとしてはとても意外でした。
スピード感優先かしら
彼女が灰になる日まで 浦賀和宏 [小説・漫画]
桑原銀次郎シリーズ
前作『彼女の倖せを祈れない』で昏睡状態となり
転院した府中脳神経外科で奇跡的に目覚めた
フリーライターの桑原銀次郎。
ようやく社会復帰した銀次郎の元に訪れた入江太一。
彼の妻は府中脳神経外科で昏睡状態だったが
目覚めその後自殺したのだと言う。
そして、過去に府中脳神経外科では昏睡から回復後に自殺した
知里アシという女性霊能力者がいて彼女の霊魂が昏睡患者に乗り移って
目覚めては自殺、そして別の昏睡患者が目覚めては
また自殺を繰り返してるのだとオカルトじみた話をする。
入江の妻の死後に目覚めた銀次郎の中に霊能者の霊魂が
今は入ってるので決して自殺をしないようにと警告するのだが…
前作『彼女の倖せを祈れない』で昏睡状態となり
転院した府中脳神経外科で奇跡的に目覚めた
フリーライターの桑原銀次郎。
ようやく社会復帰した銀次郎の元に訪れた入江太一。
彼の妻は府中脳神経外科で昏睡状態だったが
目覚めその後自殺したのだと言う。
そして、過去に府中脳神経外科では昏睡から回復後に自殺した
知里アシという女性霊能力者がいて彼女の霊魂が昏睡患者に乗り移って
目覚めては自殺、そして別の昏睡患者が目覚めては
また自殺を繰り返してるのだとオカルトじみた話をする。
入江の妻の死後に目覚めた銀次郎の中に霊能者の霊魂が
今は入ってるので決して自殺をしないようにと警告するのだが…
ふたりの果て/ハーフウェイ・ハウスの殺人 浦賀和宏 [小説・漫画]
祥伝社からハードカバーで発売
ハーフウェイハウスの殺人 一章、二章…と続くアヤコの物語。
箱根の山中で金属製の柱『オベリスク』に周囲を囲まれている奇妙な学園
『ハーフウェイ・ハウス』。
そこで世間から隔離されて二十数名の仲間とずっと暮らしているアヤコ
彼女はアガサ・クリスティの小説がなによりも好きな少女。
ある日、外の世界に憧れる友達ヨシオが『オベリスク』を
通り抜けた途端に失神してしまう。
『オベリスク』には決して子供達は脱走できない
システムがあったのだった。
そして同時に語られていく
ふたりの果て A、B、C…と続く健一の物語。
行方不明の腹違いの妹、彩子(あやこ)を探している健一は
箱根の山に不思議な学園があると知り彩子がいると確信し
恋人の洋子と共に箱根に訪れたのだが…
ハーフウェイハウスの殺人 一章、二章…と続くアヤコの物語。
箱根の山中で金属製の柱『オベリスク』に周囲を囲まれている奇妙な学園
『ハーフウェイ・ハウス』。
そこで世間から隔離されて二十数名の仲間とずっと暮らしているアヤコ
彼女はアガサ・クリスティの小説がなによりも好きな少女。
ある日、外の世界に憧れる友達ヨシオが『オベリスク』を
通り抜けた途端に失神してしまう。
『オベリスク』には決して子供達は脱走できない
システムがあったのだった。
そして同時に語られていく
ふたりの果て A、B、C…と続く健一の物語。
行方不明の腹違いの妹、彩子(あやこ)を探している健一は
箱根の山に不思議な学園があると知り彩子がいると確信し
恋人の洋子と共に箱根に訪れたのだが…
究極の純愛小説を、君に 浦賀和宏 [小説・漫画]
徳間文庫 書き下ろし
保険調査員の春菜琴美は失踪した八木剛(やぎ たけし)の身辺調査する内に
剛の祖母ハツから以前、ハツが到底読みそうもないジャンルである
浦賀和宏の小説「生まれ来る子供たちのために」を剛から貰ったとの情報を得る。
その小説の中では八木剛士という剛と一文字違いで読みが同じの主人公が
登場すると知った事から琴美は八木剛が“浦賀和宏”なのだと突き止める…。
過去に講談社ノベルスで浦賀さんが執筆された八木剛士(あるいは松浦純菜)シリーズ。
その最終巻「生まれ来る子供たちのために」が本作のキーワードに( ゚д゚)ポカーン
この八木シリーズは文庫にもならず、ノベルス版はほぼ絶版状態だけど
現在は電子書籍版なら全巻販売してるんですよねぇ…
徳間文庫の今作で講談社の自分の作品を大胆にステマするとはwww
やりやがったな浦賀w許した徳間の担当さんにありがとう
小説家 浦賀和宏のパブリックイメージを徹底的なまでに自虐的にネタにした怪作でした。
過去に「眠りの牢獄」や「浦賀和宏殺人事件」でと
ミステリ作家浦賀和宏が登場する作品がありましたけれど
今作はリアルに描写されててファンとしては色々怖いです(´∀`;
低部数でもう浦賀には執筆依頼をしないと語る担当編集佐橋のシーンは心臓に悪すぎる…
当然フィクションのおことわりがあるけれど
作中での「生まれ来る子供たちのために」の発行部数は5000部だそうで
定価880円だから印税10%ならば44万円
書き下ろしだと普通は印税だけで原稿料は出ないと聞いたけど…('A`)うわぁ
あとは脅威のウラガシステム!作品全体としてはちょっとファン向けぎみで
読者を選ぶがきらいがあるけどこの浦賀イズム全開フレーズでもう満足でしたw
そして読み終える事で帯と折り返しに隠されてた文字の意味が理解できるようになってる
デザインの小粋な仕掛けにニヤリ。作品全体で仕掛けなのですねぇ
保険調査員の春菜琴美は失踪した八木剛(やぎ たけし)の身辺調査する内に
剛の祖母ハツから以前、ハツが到底読みそうもないジャンルである
浦賀和宏の小説「生まれ来る子供たちのために」を剛から貰ったとの情報を得る。
その小説の中では八木剛士という剛と一文字違いで読みが同じの主人公が
登場すると知った事から琴美は八木剛が“浦賀和宏”なのだと突き止める…。
過去に講談社ノベルスで浦賀さんが執筆された八木剛士(あるいは松浦純菜)シリーズ。
その最終巻「生まれ来る子供たちのために」が本作のキーワードに( ゚д゚)ポカーン
この八木シリーズは文庫にもならず、ノベルス版はほぼ絶版状態だけど
現在は電子書籍版なら全巻販売してるんですよねぇ…
徳間文庫の今作で講談社の自分の作品を大胆にステマするとはwww
やりやがったな浦賀w許した徳間の担当さんにありがとう
小説家 浦賀和宏のパブリックイメージを徹底的なまでに自虐的にネタにした怪作でした。
過去に「眠りの牢獄」や「浦賀和宏殺人事件」でと
ミステリ作家浦賀和宏が登場する作品がありましたけれど
今作はリアルに描写されててファンとしては色々怖いです(´∀`;
低部数でもう浦賀には執筆依頼をしないと語る担当編集佐橋のシーンは心臓に悪すぎる…
当然フィクションのおことわりがあるけれど
作中での「生まれ来る子供たちのために」の発行部数は5000部だそうで
定価880円だから印税10%ならば44万円
書き下ろしだと普通は印税だけで原稿料は出ないと聞いたけど…('A`)うわぁ
あとは脅威のウラガシステム!作品全体としてはちょっとファン向けぎみで
読者を選ぶがきらいがあるけどこの浦賀イズム全開フレーズでもう満足でしたw
そして読み終える事で帯と折り返しに隠されてた文字の意味が理解できるようになってる
デザインの小粋な仕掛けにニヤリ。作品全体で仕掛けなのですねぇ
姫君よ、殺戮の海を渡れ 浦賀和宏 [小説・漫画]
彼女の倖せを祈れない 浦賀和宏 [小説・漫画]
彼女のため生まれた 浦賀和宏 [小説・漫画]
母親が刺殺されたとの知らせによってフリーライターの桑原銀次郎は
数カ月ぶりに浜松に帰省した。
犯人は銀次郎の高校時代の同級生の渡部常久。
葬儀の準備の中、殺害動機は銀次郎の過去の罪が原因だったのだと渡部の姉から聞かされる。
まったく身に覚えがない話に戸惑う銀次郎は事件を調べだすのだが…
医療物だった「彼女の血が溶けていく」の続編の今作は
非正規雇用、ニート、結婚難民と、かつての歳相応の「普通の大人」になるのが
ともすれば難しい現代社会の中に潜む羨望と絶望のお話。
ネタバレ無しの感想としては二転三転する事実に翻弄され続けた最後に迎える静寂の中で
哀哭するエピローグの切なさが際立つ実に浦賀らしい作品でした。
やっぱり、浦賀さんはルサンチマン書かせたら上手い!
終盤で真犯人が語る狂気としか言いようのない動機と行動に、
あり得ないwひくわーwwと思いつつも、独身者としてはもう実に耳が痛すぎる事柄なので、
ウチでもそう思ってたら…と思わずにいられないのが恐ろしい('A`;)まるで呪いだわ
そういえば浦賀さんって既婚者だったけかな…
独身でこの作品を書き上げるのは相当Mすぎると思いますw
あと登場人物名にサトミ、葵、常久、健吾、信介と既刊別作品と同名のキャラが
この作品にも登場してるんですよねぇ…
コナン・ドイルはシャーロック・ホームズの全物語の中で
母親と同じメアリという名の女性を9人も登場させては、その都度ひどい目にあわせてるのですが
浦賀さんも相当多い方かと。
以前、懇話会で名前は単に短大時代の友達から拝借してるだけで
作品が違えば関連性は無い、とはお聞きしたのだけど読者には名前って
かなり重要だと思うんですよねぇ(´・ω・`)
数カ月ぶりに浜松に帰省した。
犯人は銀次郎の高校時代の同級生の渡部常久。
葬儀の準備の中、殺害動機は銀次郎の過去の罪が原因だったのだと渡部の姉から聞かされる。
まったく身に覚えがない話に戸惑う銀次郎は事件を調べだすのだが…
医療物だった「彼女の血が溶けていく」の続編の今作は
非正規雇用、ニート、結婚難民と、かつての歳相応の「普通の大人」になるのが
ともすれば難しい現代社会の中に潜む羨望と絶望のお話。
ネタバレ無しの感想としては二転三転する事実に翻弄され続けた最後に迎える静寂の中で
哀哭するエピローグの切なさが際立つ実に浦賀らしい作品でした。
やっぱり、浦賀さんはルサンチマン書かせたら上手い!
終盤で真犯人が語る狂気としか言いようのない動機と行動に、
あり得ないwひくわーwwと思いつつも、独身者としてはもう実に耳が痛すぎる事柄なので、
ウチでもそう思ってたら…と思わずにいられないのが恐ろしい('A`;)まるで呪いだわ
そういえば浦賀さんって既婚者だったけかな…
独身でこの作品を書き上げるのは相当Mすぎると思いますw
あと登場人物名にサトミ、葵、常久、健吾、信介と既刊別作品と同名のキャラが
この作品にも登場してるんですよねぇ…
コナン・ドイルはシャーロック・ホームズの全物語の中で
母親と同じメアリという名の女性を9人も登場させては、その都度ひどい目にあわせてるのですが
浦賀さんも相当多い方かと。
以前、懇話会で名前は単に短大時代の友達から拝借してるだけで
作品が違えば関連性は無い、とはお聞きしたのだけど読者には名前って
かなり重要だと思うんですよねぇ(´・ω・`)
彼女の血が溶けてゆく 浦賀和宏 [小説・漫画]
「月光条例」赤ずきん [小説・漫画]
「絶対可憐チルドレン」でジョジョネタ [小説・漫画]
椎名高志さんはスピード感あるギャグと
動きのある異常なほどに細かい書き込みで
4コマ漫画掲載してた頃から大好きな漫画家さんです。
サンデーで連載中の「絶対可憐チルドレン」の155話 家に帰ろう(4)にて
無理やりお見合い進めようとする槍手さんが動揺するシーンで
「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドネタをw
この後登場する訳でもない1コマネタ。タッチを真似るスキルはさすが。
有名シーンや「ゴゴゴゴゴ…」「┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨」の独特な擬音や
「スタンド」のパロディは他の漫画でもたまに眼にする事もあるけど
パワー、射程、精密さの分析表まで書くってw
元ネタの能力値分析表はジョジョにスタンドが登場した
第三部の12巻から第六部の終わりの80巻までの間に、
連載中時のジャンプ本編だと2回だけしか無く、
単行本での書き下ろしか、高い画集「JOJO-A-GOGO」を読んでるとわかるネタなんだけど
…ホント細かい所までついて書き込む性格ッw
動きのある異常なほどに細かい書き込みで
4コマ漫画掲載してた頃から大好きな漫画家さんです。
サンデーで連載中の「絶対可憐チルドレン」の155話 家に帰ろう(4)にて
無理やりお見合い進めようとする槍手さんが動揺するシーンで
「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドネタをw
この後登場する訳でもない1コマネタ。タッチを真似るスキルはさすが。
有名シーンや「ゴゴゴゴゴ…」「┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨」の独特な擬音や
「スタンド」のパロディは他の漫画でもたまに眼にする事もあるけど
パワー、射程、精密さの分析表まで書くってw
元ネタの能力値分析表はジョジョにスタンドが登場した
第三部の12巻から第六部の終わりの80巻までの間に、
連載中時のジャンプ本編だと2回だけしか無く、
単行本での書き下ろしか、高い画集「JOJO-A-GOGO」を読んでるとわかるネタなんだけど
…ホント細かい所までついて書き込む性格ッw